「産業廃棄物処理会社」……と聞くと、どんなイメージが浮かびますか？

いわゆる、3K（きつい・汚い・危険）の仕事である、とも言われています。

もしかしたら、「あんまり聞いたことない……」という方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、もし「産業廃棄物処理会社」がなかったら、私たちの生活はどうなってしまうのでしょうか？ぜひ一緒に考えてみましょう。

もし、産業廃棄物処理会社がなければ、一般廃棄物と比べて扱いが難しい産業廃棄物を適切に処理することができなくなり、ゴミが増えて環境への負荷が大きくなってしまいます。

つまり、資源・エネルギーが無駄なく有効活用される循環型経済社会から遠ざかってしまうのです。

そのため、私たちが生活していく環境を守っていくためには、事業活動において排出される産業廃棄物を正しい手順・方法で処理する産業廃棄物処理会社が必要だと言えます。

具体例として、産業廃棄物のひとつであるがれき類（建物や道路に使用されているコンクリートやアスファルトの破片）の処理方法についてご紹介します。

これらは重機・破砕機・ふるいなどの段階を分けてかなり細かく砕かれていき、その過程で金属類の除去等も徹底的に行われます。そのような段階を経て、リサイクル材として道路や駐車場等に再利用されているのです。

このように産業廃棄物処理会社から適切に処理されることによって、環境への負荷を少なくすることができています。逆に、このように適切な処理やリサイクルがなされないと、ゴミだけがどんどん増えてしまい、環境への負荷が大きくなります。

またそればかりではなく、適切に処理されないことで有害物質が発生する可能性もあるなど、私たちの生活を直接脅かす危険性も高くなってしまうのです。

確かに、産業廃棄物処理会社の仕事は、3K（きつい・汚い・危険）の側面もあるかもしれません。

ですが、ゴミを適切に処理し環境への負荷を少なくしていくためにも、誰かがやらないといけない仕事です。

つまり、私たちが今後も日常生活を送っていくためになくてはならない存在であるといえます。

持続可能な循環型経済社会をつくっていき、今を生きる私たちや未来の子どもたちが明るく暮らせる地球にするために、基盤となる重要な役割のひとつを担っているのが産業廃棄物処理会社なのです。

参照ページ：https://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/002246.php

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